精密部品/微細部品のバリ除去
最終更新: 2020年9月14日
機械加工に「バリ」は付き物です。
要求される品質の高い精密部品・微細部品になればなるほど、その存在は無視できず、様々な方法によってバリ処理されておりますが、それぞれ得手不得手があります。
1、手作業で除去する:比較的見えるバリは物理的研磨で加工することが出来る。
※小さい部品となると職人の技術の差、取りすぎる・時間を有する・コストが見合わない。
2、電解研磨処理:小さいバリなどなら滑らかにすることが出来る。
※全体を加工するため、通電時間が掛かりすぎると、表面に模様やうす曇りが発生する場合ある。
3、バレル研磨処理:安く大量にバリ取りができる。
※全体加工となる為、必要とする部分以外の精度も変わる(面ダレが発生)場合ある。
4、サンドブラスト処理:複雑形状などでもバリが取れる。
※ バリ周辺の面も一緒に荒らす為、精度を必要とする場合はメディア番手の注意が必要。
5、ウェットブラスト処理: 精密部品の母材を傷めず、外観変化を抑えたバリ取りがおこなえます。
※水を使用する為、処理後の錆等の問題がある為、加工する金属材質の注意が必要。
6、鏡面ショットマシンSMAP処理:複雑形状の様々な精密・超微細バリを除去出来ます。手作業での研磨・電解研磨・バレル研磨と比べても、均一に面を荒らさず表面粗度を大幅に向上することが可能です。また加工後洗浄処理が要らず、加工時間を大幅に短縮できます。
※ダイヤモンド系メディアを使用するため、コスト面では手作業の次に高額となります。ただし、加工時間・加工後の処理・部品の付加価値向上を考慮すれば、低コストだと思います。
弊社では、4・5・6の噴射式処理でのバリ取りで、部品の付加価値を上げる事が出来ます。
各種サンプル加工を致しますので、お気軽にお問合せ下さい。
あらゆるお客様のものづくりを支えます。
バフ研磨・鏡面研磨・ショットブラスト加工業
株式会社 旭研磨工業所