金属の表面処理・研磨加工の種類と違い｜ブラスト・バフ・バレル・複合処理 | 大阪・株式会社旭研磨工業所 技術ブログ
- 株式会社旭研磨工業所
- 9月16日
- 読了時間: 4分
はじめに
金属部品の耐久性や外観を左右する「表面処理・研磨加工」。「ブラスト処理」「バフ研磨」「バレル研磨」「複合処理」などの手法は多くありますが、それぞれの特徴や用途を理解して、最適な加工を選ぶことが重要です。
大阪の株式会社旭研磨工業所では、ステンレス・アルミ・鉄など幅広い素材に対応し、**どの処理でも短納期対応（最短当日・平均リードタイム3日）**で、高品質な仕上がりをお約束します。
この記事では、代表的な金属表面処理の種類と特徴、用途に応じた選び方を解説します。
バフ研磨｜美観性に優れた仕上げ
バフ研磨は、布やフェルトに研磨剤を付けて表面を磨く加工方法です。光沢を出すだけでなく、ヘアラインやバイブレーションなどの意匠性のある仕上げも可能です。
バフ研磨の仕上げ段階
用途例
厨房機器・医療機器など衛生性が求められる部品
建築・装飾金物や意匠部品
溶接焼けや加工傷の除去
当社では、バフ研磨でも短納期対応が可能で、急ぎの試作・少量部品も安心してお任せいただけます。
ブラスト処理｜均一な梨地仕上げ
ブラスト処理は、研磨材を高速で表面に当てることで均一な質感を作る加工方法です。光沢を出さず、下地処理や意匠性のあるマット面を作るのに適しています。
ブラスト処理の種類
サンドブラスト:（梨地加工・バリ除去・下地処理など）
鋭い粒子を高速で当て、表面を荒らしてマットな質感に仕上げます。→ 塗装やめっき前の下地処理に最適。
精密ブラスト:（WPC処理・MWP処理・FPB処理など）
微細粒で表面を叩き、精密な仕上げと同時に金属表面の強度や耐摩耗性を向上させます。→ 自動車部品や精密機械部品に適用。
液体ホーニング:（ウェットブラスト・湿式ブラスト・メディブライト処理など）
液体に混ぜた研磨材で柔らかく表面を仕上げ、均一で滑らかな梨地感を作ります。→ 光沢を抑えた意匠仕上げや表面均一化に適用。
ブラスト処理も、最短当日対応・平均3日納品で、急ぎの部品にも対応可能です。
バレル研磨｜大量処理・バリ取り向き
バレル研磨は、部品を研磨石や水・薬品と一緒に容器内で回転・振動させて研磨する方法です。
種類
遠心バレル研磨：高速回転で精密部品向け
ドラッグバレル研磨：指定面のみ効率よく研磨
振動バレル研磨：大容量の量産処理に適する
特徴
大量処理が可能
バリ取りや角の丸めに最適
部分バフとの組み合わせで仕上がりとコストを両立
バレル研磨も短納期対応可能で、急ぎの量産や試作部品にも安心です。
複合処理｜高機能仕上げ
特殊処理・複合処理は、従来の研磨だけでは得られない機能性を付与する技術です。
SPBF処理：微細ビーズで平滑化、意匠性と精密制御
SMAP処理：表面圧密化で耐疲労・耐摩耗性向上
WPC処理：微細粒子の衝突で表面強化、精密部品に適用
複合処理：WPC-SMAP、SPBF-SMAP、Pollux、ASK処理→ 美観・耐久性・精密性を同時に実現
複合処理も最短当日対応・平均3日納品で、高機能加工をスピーディーに提供します。
比較表｜仕上がり感と用途の目安
用途別の選び方
美観重視 → バフ研磨（#400〜鏡面）
下地処理・マット質感 → ブラスト処理
大量処理・バリ取り → バレル研磨
高耐久・高精度・機能性重視 → 複合処理（SPBF・SMAP・WPC・Pollux・ASK）
どの工程でも、短納期かつ高品質な仕上がりをお約束します。
金属の表面処理・研磨加工は「美観」「耐久性」「コスト」「機能性」のバランスで選ぶことが重要です。
大阪の株式会社旭研磨工業所では、一般的な研磨から独自の複合処理まで一貫対応。最短当日対応・平均3日納品で、早くても高品質な仕上がりをお約束します。部分仕上げや意匠加工、難加工材への対応も可能です。
製品の表面処理・研磨加工でお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
会社情報・お問い合わせ
株式会社旭研磨工業所（あさひけんまこうぎょうしょ）
〒570-0032 大阪府守口市菊水通3-16-10
📞 TEL：06-6992-3343
🌐 公式サイトはこちら → https://www.asahi-kenma.com
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