研磨処理番手別の表面粗さ参考値|バフ研磨・鏡面研磨・SPBF処理 | 大阪・株式会社旭研磨工業所 技術ブログ
- 株式会社旭研磨工業所

- 10月30日
- 読了時間: 4分
更新日:10月30日
研磨番手ごとの表面粗さ(Ra値)を実測データで掲載
※本記事は2025年4月22日に公開した「研磨加工における表面粗さ(Ra値)の目安」をもとに、加筆・再構成したものです。
金属研磨の品質を数値で評価する「表面粗さ Ra値」とは
金属表面の仕上げ品質を客観的に評価する上で欠かせない指標が、「表面粗さ Ra値(算術平均粗さ)」です。Ra値とは、金属表面の凹凸を平均化して数値化したもので、滑らかさ・平滑性・耐摩耗性・接合性・光沢といった特性を管理するための基本指標となります。
同じ鏡面研磨でもRa値が異なれば光沢の深さや反射率が変わり、見た目だけでなく、摺動特性や密着性などの機能面にも影響を及ぼします。したがって、Ra値を把握することは、研磨工程の品質管理・設計段階の仕様検討・製品性能の安定化に直結します。
研磨番手別 表面粗さ(Ra値)参考一覧表
【ステンレス研磨実測データ】
株式会社旭研磨工業所では、ステンレス材を対象に各種研磨番手で実加工を行い、表面粗さ(Ra値)を実測しています。以下は、実測平均値にもとづく最大値ルールの参考データです。
この表面粗さ参考値は、番手ごとの品質管理の「最大値ルールに適応」となります。
また、16%ルールでの品質評価を行う場合は、この数値を基準として管理いただけます。
※Ra値は実測値平均です。材質・加工条件により変動する場合があります。
※ブラスト処理やその他の表面処理での面粗さにはご対応しておりません。
Ra値を基準にした金属研磨の品質管理と用途区分
Ra値は、仕上げ面の状態を「粗仕上げ」「中仕上げ」「精密仕上げ」などに分類する際の基準としても活用されます。用途や要求品質に応じて、目標Ra値を設定することで安定した仕上げ品質を得ることが可能です。
Ra値(μm)範囲 | 表面状態 | 主な用途例 |
0.5μm以上 | 粗仕上げ | 一般的な研削加工後、切削加工後の表面 |
0.2〜0.02μm | 中仕上げ | 機械部品、溶接部、金型部品など |
0.015〜0.005μm | 精密〜超精密仕上げ | 光学部品、医療器具、電子部品など |
Ra値を明確に設定しておくことで、外観だけでなく、摺動抵抗、摩耗寿命、接着強度、表面清浄度といった性能も安定させることができます。
旭研磨工業所のRa測定サンプルが信頼される理由
1. ステンレスを使用した実加工ベースの測定
当社では、実際のステンレス材(SUS304など)を用いて各番手で研磨を行い、表面粗さを実測しています。カタログ値や理論値ではなく、現場加工そのものに基づくデータのため、実用的で信頼性の高い基準値として評価されています。
2. 熟練職人による条件統一・一貫加工
経験豊富な職人が番手ごとに加工条件を統一して研磨を実施しています。圧力、研磨速度、バフの種類などを厳密に管理し、仕上がりの安定性と再現性を確保しています。
3. 複数測定による平均化でばらつきを低減
各サンプルは複数箇所でRa値を測定し、その平均を算出。局所的な凹凸によるばらつきを抑え、より安定した品質基準として活用できるようにしています。
4. 精密業界・製造業での採用実績
精密機械部品、医療機器、電子・半導体分野など、高精度が要求される製造現場において当社のRa値サンプルが採用されています。実加工データとしての再現性と信頼性の高さが、多くの技術者に評価されています。
5. 各種表面処理見本の提示にも対応
Ra値サンプルのほか、ヘアライン、バフ、鏡面、ブラスト、鏡面ショット(SMAP処理)、SPBF処理など、多様な表面仕上げの実サンプルを比較検討用としてご提示可能です。製品の外観仕上げや機能面の最適化検討にぜひご活用ください。
Ra値データで見える研磨品質の「定量化」
金属研磨の品質は、職人の感覚や経験に頼るだけではなく、「表面粗さ Ra値」という定量的な指標で客観的に評価する時代へと進んでいます。旭研磨工業所では、実加工に基づいた番手別Ra値データを活用し、バフ研磨・鏡面研磨・SPBF処理などの最適な仕上げ工程を提案しています。
会社情報・お問い合わせ
株式会社旭研磨工業所(あさひけんまこうぎょうしょ)
〒570-0032 大阪府守口市菊水通3-16-10
📞 TEL:06-6992-3343
🌐 公式サイトはこちら → https://www.asahi-kenma.com

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