ヘアライン・バイブレーション研磨・シロアゲ|意匠性を高める多彩なデザイン研磨 | 株式会社旭研磨工業所 技術ブログ
- 株式会社旭研磨工業所

- 7月25日
- 読了時間: 4分
更新日:8月2日
金属の表面は、ただ「仕上げる」だけでなく、デザインとして魅せる時代へ。機能性と意匠性を両立させる「デザイン研磨(意匠研磨)」は、見た目の印象を大きく左右し、製品の高付加価値化に貢献します。
旭研磨工業所では、以下の3種のデザイン研磨を中心に、多様な仕上げを提案・提供しています。
ヘアライン研磨(HL仕上げ)
バイブレーション研磨(VIB仕上げ)
シロアゲ(白揚げ)仕上げ
本記事では、それぞれの仕上げ方法の特徴・用途・他仕上げとの違いをわかりやすくご紹介します。
デザイン研磨とは?
デザイン研磨とは、金属表面に意図的な模様・質感・光沢を与えることで、見た目の美しさや印象を操作する表面仕上げです。高級感・清潔感・モダンさ・ナチュラルさなど、**用途に合わせた「見せる加工」**として、建築・厨房・医療・什器・装飾分野で多く採用されています。
各仕上げの特徴と用途
■ ヘアライン研磨(Hairline Finish)
細く均一な線状の研磨目を一定方向に走らせた、最もスタンダードな意匠仕上げ。金属の高級感・硬質感を演出する定番の加工です。
特長:直線的でシャープな印象/落ち着いた光沢/細かいキズが目立ちにくい
用途例:エレベーター内装、厨房機器、看板、筐体カバー、サインパネル
対応材質:ステンレス(SUS304、430等)、アルミ
■ バイブレーション研磨(Vibration Finish)
方向性のないランダムな模様を表面に施す、柔らかく個性的な仕上げ。光の反射が柔らかく、指紋や小傷が目立ちにくいという実用面でもメリットがあります。
特長:無方向性/温かみのある表情/表面に動きが出る
用途例:内装パネル、店舗什器、高級家具、展示台、機器外装
対応材質:ステンレス、アルミ、チタンなど
■ シロアゲ仕上げ(白揚げ/Natural White Finish)
金属表面の酸化皮膜やくすみを丁寧に除去し、素材本来の白さ・自然な光沢を引き出す研磨処理。表面模様は強調せず、清潔感と品のある美しさを求める現場で多用されます。
特長:半光沢/形状に合わせた柔軟な仕上げ
用途例:医療・分析機器、食品製造装置、店舗内装材
対応材質:SUS304、SUS316、アルミ など
仕上げ別の比較表
旭研磨工業所の強みと対応力
旭研磨工業所では、意匠性と精度の両立をモットーに、1点ものから量産まで幅広いご要望にお応えしています。
製品形状・用途に合わせた最適な研磨条件の設計
曲面や凹凸形状にも対応できる職人による手加工と設備の融合
表面処理(WPC・ショット・バレル)との複合仕上げにも対応
短納期・試作・特殊材質への対応も柔軟に実施
よくあるご質問(FAQ)
Q. どの仕上げが最適か迷っています。選定の相談はできますか?
A. はい。使用環境・デザイン意図・コスト等をふまえた最適な仕上げをご提案いたします。
Q. 試作や1点ものでも対応可能?
A. 対応可能です。デザイナー様や開発部門からの個別相談も多数ございます。
Q. 表面にコーティングや塗装との併用はできますか?
A. 下地処理としてデザイン研磨を行ったうえで、塗装・印刷・コーティング工程へつなげることも可能です。
お問い合わせ・ご相談はこちらから
意匠性・美観性を追求した金属研磨仕上げをお探しの方は、ぜひ旭研磨工業所までご相談ください。図面、試作、素材選定から加工方法の検討まで、技術スタッフが丁寧に対応いたします。 会社情報・お問い合わせ
株式会社旭研磨工業所(あさひけんまこうぎょうしょ)
〒570-0032 大阪府守口市菊水通3-16-10
📞 TEL:06-6992-3343
🌐 公式サイトはこちら → https://www.asahi-kenma.com

ヘアライン・バイブレーション研磨・シロアゲ|意匠性を高める多彩なデザイン研磨 | 株式会社旭研磨工業所 技術ブログ

