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バフ研磨処理とSPBF処理の違い – 精度・用途で変わる選び方 | 株式会社旭研磨工業所 技術ブログ

  • 執筆者の写真: 株式会社旭研磨工業所
    株式会社旭研磨工業所
  • 7月15日
  • 読了時間: 2分

更新日:7月31日

バフ研磨処理とSPBF処理は、どちらも金属表面を滑らかにし、光沢や美観、機能性を向上させるための表面仕上げ処理です。一見似ているように思えるこの2つの処理方法ですが、目的や要求精度に応じて、最適な処理方法を選定することが重要です。

この記事では、両者の違いや使い分けの目安について、技術的な視点からわかりやすく解説します。

バフ研磨処理とは(一般仕上げ)

バフ研磨は、回転する布製のバフに研磨剤を付けて金属表面を磨く、最も一般的な仕上げ方法のひとつです。主に#400程度までの光沢仕上げが対象で、見た目の美しさや滑らかさを求める場面で広く用いられています。

  • 目的: 外観向上、光沢仕上げ、軽度な酸化膜除去

  • 仕上がり: 半光沢~中程度の鏡面(#400程度)

  • 主な用途: 建築金物、ホッパー、タンク、筐体、一般機械部品など


SPBF処理とは(高精度仕上げ)

SPBF(Super Polishing Buff Finish)処理は、バフ研磨技術をベースに、熟練職人の高度な仕上げ技術を用いて極限まで平滑性と清浄性を高めた処理です。Ra 0.02μm以下の鏡面を実現することも可能で、機能性・衛生性が求められる分野に適しています。

  • 目的: 高鏡面化、微細凹凸の除去、清浄性・耐腐食性の向上

  • 仕上がり: #400以上の鏡面仕上げRa 0.02μm以下)

  • 主な用途: 医療機器、食品機械、半導体装置、精密機構部品など

使い分けの目安

両者の基本作業は職人の手作業を中心に行われますが、求める仕上がりのレベルや用途に応じて適切な処理を選ぶ必要があります。

目的・要件

推奨処理

備考

外観の向上・光沢仕上げ

バフ研磨処理

鏡面・清浄性・高精度

SPBF処理

#400以上の鏡面にはSPBFがおすすめ(※母材状態要確認)

  • バフ研磨処理は、装飾性・外観向上に優れた、もっとも一般的な仕上げ方法です。

  • SPBF処理は、Ra値や清浄性が重要視される産業分野に最適な、超高精度な鏡面仕上げ技術ですが、処理前の加工表面の状態が重要となり、お受けできな場合もあります。

会社情報・お問い合わせ

株式会社旭研磨工業所(あさひけんまこうぎょうしょ)

〒570-0032 大阪府守口市菊水通3-16-10

📞 TEL:06-6992-3343

🌐 公式サイトはこちら → https://www.asahi-kenma.com

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