バフ研磨の番手別Ra(表面粗さ)測定結果と見本板でわかる仕上がり|株式会社旭研磨工業所 技術ブログ
- 株式会社旭研磨工業所
- 7月7日
- 読了時間: 3分
更新日:14 時間前
バフ研磨の「仕上がり」は見て・測ってこそ伝わる
バフ研磨は、見た目の美しさと精密な仕上げ精度を両立できる表面処理技術です。しかし、「#100と#400ではどの程度仕上がりに違いがあるのか?」「Ra(表面粗さ)はどのくらい?」といった疑問をお持ちのお客様も多くいらっしゃいます。そこで当社では、番手ごとに実際に研磨したステンレス板に対し、Ra(表面粗さ)の測定を行い、仕上がりの目安を可視化した「見本板」と「実測データ表」をご用意しています。本記事では、実測に基づくRa参考値一覧や見本板の特徴、仕上がり選定に役立つ情報をご紹介します。
バフ研磨とは?
バフ研磨とは、バフ(研磨布やフェルト)に研磨剤をつけて金属表面を磨く加工方法です。ステンレスをはじめ、アルミや真鍮など多様な金属に対応可能で、意匠仕上げから機能部品の高精度仕上げまで幅広く活用されています。研磨には「番手」と呼ばれる粒度の異なる工程があり、番手が高くなるほど微細な仕上がり(Raが低くなる)になります。
番手別・表面粗さ(Ra)参考値一覧
当社では、平面のステンレス材に対し、職人が手作業で各番手にバフ研磨を施したうえで、接触式の表面粗さ測定機によるRa測定を実施。その参考値は以下の通りです。
■ 実測データ:番手とRa値の対応表
※上記のRa(表面粗さ)数値は、平面ステンレス材を対象とした実測値(接触式測定)に基づく参考値です。実際の加工では、使用する材質や形状、研磨条件により数値が変動する場合があります。あくまで目安としてご参照ください。
見て納得、触れて確かめる「バフ研磨 見本板」
当社では、番手ごとのRa測定実績に基づいたステンレス製見本板をご用意しております。各番手の仕上がりを実物で比較できるため、製品の表面品質要件に応じた最適な番手の選定が可能です。
実測に基づく信頼の「Ra測定実績」
当社は創業以来、多くの製造業・機械加工業のお客様に対してRa測定を実施しており、その実績は多数にのぼります。
医療・精密部品向けの高平滑性処理
外観品質と数値評価を両立させた意匠部品の実績多数
「数値だけでなく、実際の見た目も確認したい」という声に応え、Raデータと見本板の両輪による提案を行っています。
ご相談・サンプル依頼について
バフ研磨の仕上がり選定、Ra目標値の設定、番手選びにお悩みの際は、ぜひ当社までご相談ください。見本板の貸出・Ra測定結果の共有・加工サンプルのご提案にも柔軟に対応しております。
会社情報・お問い合わせ
株式会社旭研磨工業所(あさひけんまこうぎょうしょ)
〒570-0032 大阪府守口市菊水通3-16-10
📞 TEL:06-6992-3343
🌐 公式サイトはこちら → https://www.asahi-kenma.com

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