金属表面の油脂・錆・酸化膜を除去|メッキ・塗装前ブラスト処理の効果と特長 | 大阪・株式会社旭研磨工業所 技術ブログ
- 株式会社旭研磨工業所
- 8月26日
- 読了時間: 3分
ブラスト処理とは
ブラスト処理とは、研磨材(メディア)を圧縮空気などで吹き付け、金属表面を物理的に加工する表面処理技術です。
サンドブラスト:硬質メディアを用いて強力に表面を叩き、厚膜塗装や耐久性が求められる部材に適用。
ビーズブラスト:細かな砂状メディアで微細な粗面を形成し、薄膜塗装や装飾仕上げに最適。
この処理により、表面の汚れを取り除くだけでなく「アンカー効果」と呼ばれる微細な凹凸を形成し、塗装膜をしっかりと基材に密着させます。
メッキ・塗装前ブラスト処理の効果
錆・酸化膜・旧塗膜の完全除去 化学洗浄では落としきれない頑固な錆や汚れも、物理的に除去可能。
メッキ・塗装の密着性向上 粗面化により被膜が基材に“食い込み”、剥離を防止。
防錆性能と耐久性アップ 密着性の高い塗装は、長期にわたり防錆効果を維持。
均一な仕上がり 広い面積や複雑形状の部品でも均一に処理可能。
他の表面処理技術との組み合わせ
旭研磨工業所では、ブラスト処理だけでなく多彩な表面仕上げ技術を提供しています。
バフ研磨:塗装前だけでなく、意匠性や光沢仕上げを求める製品に最適。
鏡面研磨:装飾部品や医療機器、半導体関連など高級感と清浄性を要求される分野に対応。
SPBF処理:従来のバフ研磨を効率化し、均一で安定した仕上がりを実現。
デザイン研磨:金属表面に独自の模様や意匠性を持たせ、建築や内装部品に活用可能。
ASK処理:微細加工や特殊用途に適した旭研磨工業所独自の表面処理。
WPC-SMAP処理:耐摩耗性・耐疲労性を高める特殊複合処理で、機械部品の長寿命化に貢献。
Pollux処理(鏡面ブラスト):ブラスト処理の利点と鏡面性を両立させる技術。
これらを組み合わせることで、塗装前処理から意匠仕上げ、さらには機能性表面処理までトータルに対応できます。
適用分野
弊社のブラスト処理および関連技術は、以下のような幅広い用途に採用されています。
産業機械部品の研磨加工
自動車部品の表面処理
建築金物・鋼構造物
試作・開発品対応のカスタム研磨
難加工材(チタン・ハステロイ・金型鋼・ジュラルミン等)の研磨実績
こんな課題におすすめ
塗装の剥離や密着不良で困っている
錆や旧塗膜を確実に除去したい
塗装後の耐久性・防錆性能を向上させたい
下地処理工程の効率化やコスト削減を目指している
意匠性や鏡面仕上げなど、塗装以外の表面仕上げも検討している
ブラスト処理(サンドブラスト・ビーズブラスト)は、塗装品質を左右する重要な前処理技術です。さらに旭研磨工業所では、バフ研磨・鏡面研磨・SPBF処理・デザイン研磨・ASK処理・WPC-SMAP処理・Pollux処理 など多様な技術を組み合わせることで、目的に応じた最適な表面仕上げを実現します。
量産部品から特注品・試作対応まで、幅広いニーズに対応可能です。塗装前の下地処理でお困りの方は、ぜひ旭研磨工業所までご相談ください。
会社情報・お問い合わせ
株式会社旭研磨工業所(あさひけんまこうぎょうしょ)
〒570-0032 大阪府守口市菊水通3-16-10
📞 TEL:06-6992-3343
🌐 公式サイトはこちら → https://www.asahi-kenma.com

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