バフ研磨 #600 表面粗さとは? | ステンレス・金属部品の鏡面仕上げ処理|大阪・株式会社旭研磨工業所 技術ブログ
- 株式会社旭研磨工業所

- 10月22日
- 読了時間: 3分
更新日:10月23日
ステンレスやアルミなどの金属部品では、表面粗さ(Ra値)が外観や機能を大きく左右します。「#600バフ仕上げ」は、#400よりさらに細かく研磨された高光沢の鏡面に近い中高仕上げで、意匠部品や精密部品に広く採用されます。本記事では、#600バフ研磨の表面粗さ目安や仕上がり特徴、他番手との違いを詳しく解説します。
■ バフ研磨とは
バフ研磨は、布製のバフホイールに研磨剤を付けて金属表面を平滑化する方法です。研磨番手(#)は、数字が大きいほど細かく、鏡面に近い仕上げになります。
#600バフ仕上げは、#400よりもさらに光沢を増し、研磨目が残りにくい高光沢仕上げです。 表面粗さは Ra約0.015μm が目安で、精密部品や装飾部品などに多く採用されています。
項目 | 内容 |
仕上げ番手 | |
表面粗さ(Ra) | 約0.015μm(材質・条件により変動) |
外観 | 高光沢、微細な研磨目がわずかに残る |
用途例 | 精密部品、装飾部品、機械部品、ステンレス・アルミ製品 |
■ #600と他番手(#250・#400・#800)の詳細比較
※Ra値は材質や加工条件により変動します。
■ 注意点・制約事項
素材の状態次第で対応不可の場合あり
表面の傷や凹凸、成形状態によっては、#600以上の高精度SPBF仕上げをお断りすることがあります。
材質による差
アルミは柔らかいため研磨目が出やすい
鉄・銅は酸化防止や防錆処理が必要な場合あり
多段階研磨が必要
#400→#600の順で段階的に仕上げるため、作業時間・コストが高くなる
Ra値は目安
加工条件や素材状態により若干変動する場合があります
■ 旭研磨工業所の対応範囲
株式会社旭研磨工業所では、#600を含むバフ研磨から鏡面研磨、複合表面処理まで幅広く対応しています。
バフ研磨(#80〜#1000対応)
鏡面研磨・鏡面ショット SMAP処理
独自技術:ASK処理・Pollux処理
試作部品・一点物・量産まで対応
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会社情報・お問い合わせ
株式会社旭研磨工業所(あさひけんまこうぎょうしょ)
〒570-0032 大阪府守口市菊水通3-16-10
📞 TEL:06-6992-3343
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