複合表面処理の特徴と用途 －耐食・高耐久を実現｜機能性を備えた次世代表面処理｜株式会社旭研磨工業所 技術ブログ
- 株式会社旭研磨工業所
- 8月9日
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更新日：8月11日
製品の耐久性や精密性、耐食性といった性能要求が高まる中、従来の単一処理では限界を感じていませんか？そうした課題を解決する技術が「複合表面処理」です。複数の表面処理技術を戦略的に組み合わせることで、単一処理では到達できない性能と信頼性を実現します。
株式会社旭研磨工業所では、独自の複合処理技術「ASK処理」をはじめ、WPC－SMAP処理、WPC－Pollux処理、SPBF－SMAP処理といった先進的な複合技術を展開し、機能性と美しさを両立する“次世代表面処理”を提供しています。
複合表面処理とは？ 単一処理の限界を超える技術
複合表面処理とは、バフ研磨・ショットピーニング・ブラスト・化学研磨・電解研磨など複数の処理を組み合わせ、材料表面の性能を飛躍的に向上させる加工技術です。
たとえば：
表面を鏡面に整える加工＋耐摩耗性を付与する処理
微細構造を保持しつつ耐薬品性を高める処理
見た目の美しさと機能性を両立させる表面設計
など、ニーズに応じた多層的な処理設計が可能となります。
旭研磨の複合表面処理ラインナップ
◎ ASK処理（当社代表技術）
複数の表面処理を組み合わせて精密・高耐久・高機能を同時に実現する独自の加工技術です。
「Ask（尋ねる）」の名の通り、お客様のニーズに応じた最適な処理をカスタマイズ
バフ研磨・ブラスト・化学研磨・電解研磨を柔軟に組み合わせ
試作～量産まで幅広く対応
ASK処理の4大特長：
特長 | 解説 |
耐摩耗性の強化 | 摩擦やキズに強い加工で部品寿命を延ばします。 |
耐食性の向上 | 腐食環境でも性能を長期間維持。薬品や洗浄にも強い。 |
高精度な表面仕上げ | ミクロンレベルの均一処理で、精密機器部品にも対応可能。 |
耐熱・耐薬品性 | 高温・薬品環境でも安定した性能を発揮。 |
◎ WPC－SMAP処理
WPC処理（高エネルギーショットピーニング）による圧縮残留応力の導入と、SMAP処理（高精度ショット）による表面均質化を融合。→ 高負荷環境での疲労強度・耐摩耗性を強化。
◎ WPC－Pollux処理
WPCによる内部強化に加え、Pollux処理（微粒子鏡面ブラスト）によって超微細な表面鏡面化と清浄性を両立。→ 半導体・真空機器など、異物付着を嫌う精密部品に最適。
◎ SPBF－SMAP処理
SPBF処理（ステンレス・アルミ向け特殊バフ）とSMAP処理を組み合わせ、美観・耐久・機能性を三位一体で確保。→ 食品・医療機器・外観部品などに多く採用。
用途｜複合表面処理が活躍する業界・製品例
複合表面処理は、高信頼性が求められる最先端産業で導入が進んでいます。
業界・分野 | 技術例 | 効果・特徴 |
自動車部品（エンジン・排気系） | WPC－SMAP処理 | 高温・高荷重環境での耐久性・疲労強度アップ |
半導体・真空機器 | WPC－Pollux処理 | 異物付着抑制・超精密仕上げ |
医療・産業装置部材 | SPBF－SMAP処理 | 耐食性・衛生性・美観を同時に実現 |
精密機械部品（軸受け、摺動部） | ASK処理 | 摩耗・変形防止、高信頼性 |
電子部品・導電部品 | ASK処理 | 精密な導通・外観制御に対応 |
よくあるご相談
単一処理では性能が足りない
耐摩耗性・耐食性・耐熱性をすべて満たしたい
複雑形状・内径部の処理で困っている
製品設計に合わせた表面処理を開発してほしい
見た目の美しさと機能性を両立させたい
→ 上記すべて、旭研磨の複合表面処理技術で対応可能です。
技術力と品質管理体制
旭研磨工業所では、熟練の職人技と最新設備による高品質な表面処理を、設計段階からカスタム対応します。
試作・単品から大ロット生産まで柔軟対応
図面や用途に応じた処理フローの設計提案
内径・複雑形状・微細部品への処理実績多数
全国発送・初回品質テスト無料
次世代製品の信頼性は「表面」で決まる
表面処理は、製品性能の“最後の仕上げ”であると同時に、“機能の設計そのもの”でもあります。旭研磨工業所の「ASK処理」「WPC－SMAP処理」「WPC－Pollux処理」「SPBF－SMAP処理」は、設計意図や用途に合わせて最適な表面処理を実現し、製品の信頼性・性能・価値を最大化します。
〒570-0032 大阪府守口市菊水通3-16-10
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