バフ研磨・鏡面研磨・SPBF・デザイン研磨とは | 研磨処理の種類と違いを徹底解説|株式会社旭研磨工業所 技術ブログ
- 株式会社旭研磨工業所
- 7月19日
- 読了時間: 3分
更新日:7月31日
研磨処理(Buffing & Polishing)
金属表面を美しく、高精度に仕上げる ―旭研磨工業所では、創業以来60年以上にわたり、職人の手作業でのバフ研磨を中心とした高度な表面処理技術を追求してきました。お客様のニーズや用途やご要望に合う、鏡面研磨やデザイン研磨はもちろん、高精度バフ研磨「SPBF処理」によって、外観品質から機能的性能まで幅広く対応可能です。弊社の研磨処理カテゴリー内の、4種類の研磨処理技術の違いや特徴と用途を解説いたします。
1.バフ研磨(Buffing)の特徴と用途
柔らかなバフ(布や不織布など)に研磨剤を付け、金属やその他の素材表面を磨き上げる加工技術です。見た目の美しさを引き出すだけでなく、微細なキズの除去、表面粗さの改善、さらには製品寿命の延長にも貢献する「ものづくりの基礎」ともいえる工程です。
特長:
複雑形状にも柔軟に対応
職人の手加工と機械加工を併用し、安定した品質を確保
主な用途例:厨房器具/医療機器部品/食品医薬部品/装飾金属/ステンレス筐体
詳しくはこちら→バフ研磨処理とは?
2.鏡面研磨(Mirror Polishing)の特徴と用途
鏡面研磨は、専用の研磨剤とバフを使用し、表面を極限まで滑らかに磨き上げる技術です。仕上がりの表面粗さはRa0.02μm以下を実現し、光沢のある鏡のような反射面を作り出します。この高度な平滑性により、異物付着の防止や洗浄性の向上にも大きく寄与します。
特長:
超平滑・超光沢面の実現
金型・光学部品にも使用実績多数
主な用途例:医療・理化学機器/成形金型/食品加工機械/鏡面反射パネル/半導体関連部品
詳しくはこちら→鏡面研磨処理とは?
3.SPBF処理(Super Polishing Buff Finish)の特徴と用途
従来のバフ研磨技術をベースに、研磨量を厳密に制御することで高精度かつ安定した仕上げを実現する職人技術です。特に精密加工を必要とする部品において、微細な表面修正を可能にし、製品の性能向上や耐久性の確保に寄与しています。
特長:
変形・歪みを抑えた研磨処理
SMAP・Polluxなど他処理との組み合わせ実績多数
主な用途例:精密部品/医療・補助機器/航空部品/高硬度素材/難加工部材 詳しくはこちら→高精度バフ研磨SPBF処理とは?
4.デザイン研磨(Design Finishing)の特徴と用途
意匠性や高級感を高めるための研磨処理です。ヘアライン・直線・ランダムパターンなどの模様を製品に与えることで、酸化皮膜の除去、さらには外観に個性やブランド性を付加します。
特長:
視覚的インパクトのある仕上がり
量産から一点ものの装飾品まで対応
金属以外の素材への応用もご相談ください
主な用途例:展示部品/家電外装/インテリアパネル/アート・建築建材・装飾品 詳しくはこちら→デザイン研磨処理とは?
旭研磨工業所の研磨処理が選ばれる理由
試作から量産まで対応可能→ 小ロットの特殊案件にも柔軟に対応いたします。
設備・職人技術の両立→ 自動機と熟練の職人技を融合し、安定品質を実現。
表面粗さなどの数値管理に対応→ 測定データの提供、再現性の高い研磨も可能です。
よくあるご質問(FAQ)抜粋
Q. 表面粗さの管理は可能ですか? A. Ra参考値内での管理が可能です。
Q. 複雑な形状でも対応できますか? A. はい。専用治具や手加工を駆使して、対応可能です。
Q. 表面処理の試作は可能ですか? A. もちろん可能です。1点からでも対応いたします。
会社情報・お問い合わせ
株式会社旭研磨工業所(あさひけんまこうぎょうしょ)
〒570-0032 大阪府守口市菊水通3-16-10
📞 TEL:06-6992-3343
🌐 公式サイトはこちら → https://www.asahi-kenma.com

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